2013年6月17日月曜日

■私の"弓聖"だった人—弓道部の思い出(その2)

顧問の一人が「校長」でした

校長は、
生徒の中では
「道場の超レアキャラ」

もしくは
「弓道部の隠れキャラ」

そんな存在でした(みんな、失礼だぞ!)

今思うと、
多忙な中で時間を見つけて
来てくださっていたんだよなぁ、と思います

(写真は私ではありません…念のため)


あまり詳しく知らなかったんですが、
校長は県下の弓道界ではお偉いさんだったようで、

大きな大会では
いつも偉い人の座る場所(?)にいらっしゃいました

実際に
校長が弓をひくところは
見たことないんですが

それなりのご実績を
お持ちだったんだろうと思います
(お偉いさんなんだから、そりゃそうだ)

そんな校長が
珍しく校内の道場にいらしたときには

私は毎回
厚かましくも
「みていただけますか?」とお願いしていました

引っ込み思案な私が、自分から…

今思えば「おっChibi、どした!?」
という感じです

高校生の私にしてみれば、
授業や寮で接する機会がない校長は、

「チャーミングなおじいちゃん(○´ω`○)」
(す、すみません…)

当時、70歳くらいでいらしたのかなぁ

「10年後は何してると思いますか?」
という生徒の質問に、

「おそらく冥土」
と答えていた
お茶目な校長センセーでした

道場での私は、
上達したくて指導をお願いしていた
—というより

温かくて優しい校長のお人柄に
ただ、なついていて、
純粋にふれあいたかったんだと思います

で、
その「県下の弓聖」の指導ですが—

ははは(思い出し笑い)

なんだか長嶋監督みたいな指導をされる人で
じっと私を見てくださった後、

「ばーっと、ばーっっと!
 (弦を)離しなさい ( ゚∀゚)・∵.」

高校3年間、
校長からは
それしか言われませんでした(笑)

私はしまいに
その「ばーっと」が聞きたいがために
「見てください♡」と言っていたようなフシが


さて、
私の心残りが
その「離れ」にあります

OBからも
「(射形はまだしも)"離れ"がなぁ・・・」
とよく残念がられていました


「弓を引きわけたい」
という野望のなかには

いまいちだった"離れ"を
磨いてみたいという思いが
混じっています


ただ、
その部分に関しては

弓の上達や
精神統一への憧れではなく

今は亡き
校長先生とのつながりを
感じるためのようにも思います

校長、
滅多に接することは
ありませんでしたが、

私と出会ってくださって
本当にありがとうございました

やっぱり、
今年中に弓に触りにいこうー


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