2013年4月7日日曜日

■私が少年漫画を読む理由

ナッツとドライフルーツ、チョコはブラックコーヒーに合います♪

ただいま、

 「鋼の錬金術師」
 「NARUTO」

を読んでおります


以下、しばらくうんちくが続くので、
結論だけチェックしたい方は
ばーっと下にスクロールしてくださいm(_ _)m

もしくは、以下をクリックしてください

【結論へジャンプ】


「ワンピース」に続き、
有名な作品を次々読んでおりますが

「鋼の錬金術師(ガンガンコミックス/荒川弘・作)」
通称「ハガレン」は、今2周目!

読み始めは
絵柄や独特のオノマトペになじめなかったのですが、
3、4巻あたりでファン化(^-^)

「ダーク・ファンタジー」のキャッチコピー通り
グロテスクな表現も多々あります

しかし、
それで読まず嫌いをしていてはもったいない!

この作家さんがすごいのは
善悪、美醜、好嫌を突き抜けて、

[ purify ]まで丁寧に描いているところ にあるんです
(purify;清める、精錬する)


多彩な軸を組んだ上に
その [ purify ]が縦横無尽に描かれているのですが

それぞれの軸上を
登場人物が動き回り、

その軌跡が重なり、
響き合って
物語を織りなしている、という印象です

私が感じた軸というのは、
時間軸とか、地理・地質学的なもの
心理的なもの、物理・生物学的なものですが

物語の中の【自然法則】と言い換えてもいいです

それが実際に正しい情報かどうかは問題ではなく、
この「高密度の骨太な軸」がまたすごい

少年漫画の面白さは、
メインキャラの突出した能力によって
物語の世界の【法則】や【常識】が破られるところにもありますが

バランスを間違えると、
読み手は一気にさめてしまいます

が、ハガレンは
その「骨太の軸」がしっかり組まれているゆえに
バランスが崩れないのです

そして、
その背景にある
良い意味での ” 道徳的な権威 " が
作品の品格となっているように思います


つまり、絶賛してます(笑)


さらに、美点をもう一つあげるなら
「絶妙なボリューム」

鋼の錬金術師が突出している点は、
「遊びとしまり」がしっかりあるところかと思います

物語は全27巻という
ほどよいボリューム感で完結

そこがまたd(・∀・)イイ!!

物語のラストには、
主人公兄弟が絶望をくぐったからからこそ見える、希望と救いが—・・・
詳しくは、本作をどうぞ!

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なぜ私が【 少年漫画 】を読んでいるか?

それは、
特定の年代に潜在する物語(心理的背景)について、
膨大な知見を与えてくれるからです

今読んでいる2作や「ワンピース」は、
特に20〜30代の人のコンサルティングに役立つように感じます

作品に出てくる用語を
さりげなく使うと
すごく伝わりやすいんです

例えば、ハガレンの「錬成」という言葉

もし、お相手がハガレンに触れていたなら、
その言葉にまつわる物語の背景を共有できるので
辞書的な意味以上の情報が伝わるように感じます

読んでいない場合も、
言葉の意味はある程度共有できるので、
誤解はおこりにくいですし

どんな言葉を、
どんな文脈で使うか、

そのインパクトを痛感しながら
今日もコーヒー片手に漫画を読んでいるのでした

ということで、

おすすめの漫画がありましたら、 
是非教えてくださいm(_ _)m

既読の作品もあるかもしれませんが、
 新しい目で読んでみたいと思います!

2 件のコメント:

  1. すばらしい(?)蘊蓄を読みながら熱いコーヒーを飲んでいるよ・・・ 。

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  2. 「マンガは日本の文化である」
    そんなことを、母校の教授が熱く語っていました。

    大きくなってからはマンガを読むのがちょっと苦手な私。

    おすすめできるマンガは残念ながらありませんが、
    京都にあるマンガ博物館はおすすめ。
    行ったことあるかな?

    返信削除