Chibi「実は私、学生時代に弓道をしていたんですが、
弦(つる)をはじく音って、幻想的だなぁと思っていたんです」
Kさん「わかる気がします」
Chibi「後で知ったんですが、昔は魔除けのために、
矢をつがえずに鳴らしたりもしていたそうで…
そうだ、竪琴の音も弦(げん)から出る音ですね
Kさんの奏でる音は、空気を清めるような爽やかさがありますね」
Kさん「ふふ、ありがとうございます
実は、私は竪琴の弦をはるとき、
矢を射るような気持ちになるんですよ」
Chibi「へぇ!面白いです
Kさんは、楽器から弓矢を連想して、
私は弓から音を感じていたなんて」
弓道において、私の課題は「離れ」ですが、
それはつまり、弦を上手に弾けないということ…
「離れ」については過去記事
↓↓
”弓から「最高の音」を引き出せない奏者”
なんですね私…
今年中に弓に触れるつもりですが、
「奏でる」という視点で、
弓を引き分けてみようと思いました
そういえば何年か前に、
Kさんの即興演奏の場に
居合わせたことがあります
そこにいた4歳くらいの男の子が、
「きれいなおとだねぇ!」・+(*゜∀゜*)+・;
と、思わずお父さんに抱きついていたのを思い出します
(かわいいな…この!)
生演奏って、まったく違うところに届く感じがします
空気をふるわせて体に届いた時は、
まさに「祓(はら)う」という感じ
鳴弦(めいげん)のもう一つの姿だったんだなと
適当な写真がなくて描いてみたんですが、
弦がぶっとい(汗)
Kさんは、レッスンの他、
ホスピスや、老人ホームで演奏ボランティアをされていて、
音楽で人を癒すお仕事をされています
子供の頃から
「どうやったらこの世は平和になるんだろう?」
と真剣に考えて来た結果なのだ、と話してくださいました
そこに至るまで、
「平和なんて実現し得ない」
と何度も心を痛め、
絶望されてきたそうなのですが、
「自分にできることをやるしかないんだ」
と腹をくくった瞬間があったそうです
そんな人の「鳴弦」だもの、
きっと心に届くはずですよね
今度は、少し違った気持ちで弓を”弾け”そうです
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